皆様は占星術のチャートをパッとみてイメージを捉えたい、詠めるようになりたいと思うかもしれません。ですが、占星術は学ぶほどわからなくなるものです。
というのは、占星術で扱うマークには、悩み、喜び、願い、傷、焦燥感、出会い、別れなど、それぞれのマークに「ひとりひとりの意味」が詰まっているからです。
マークだけでなく、線のひとつ、ハウスの区画ひとつ。
どれも、その人の人生の結晶です。占星術を学ぶということは、そのひとつひとつのもつ、深みと広がりを感じるということです。
解る!理解できる!と決めつけるのではなく、その意味から産まれる広がりや繊細さ体験のイメージから、わからないほど人と人生の大きさを感じられる事を目指してくださいね。
・アングル
人や物事が産まれた時に
空に上がる星(アセンダント:ASC)
天から見守る星(ミディアムコエリ:MC)
空から沈む星(ディセンダント:DSC)
足元に共にある星(イムムコエリ:IC)
を指す基本となる4つの点
それぞれ
ASC:貴方
MC:貴方を見守り、影響を与えるもの
DSC:パートナーや貴方と向き合う相手
IC:土台となり、貴方を支えるもの
といった事を顕します
・天体
肉眼で確認できる7つの天体や
科学の進歩と共に見つかった
冥王星などの太陽系惑星や
数々の小惑星など
それぞれが神の使いや精霊、悪魔として
神話等に語られながら、
人や物事、感情への働きかけ
など様々な形で
それぞれの役割に沿いながら
人に影響を与えます。
・ハウス
一日のアセンダントの動きとともに
空に上がってくる星の順番が描かれる
アセンダントが地平線に沈む前に
あがる星は貴方の星であるアセンダントを沈める理由として
病や弱さを顕すなど
上がるタイミングによって役割が変化し
そこに意味が産まれてゆきます。
天体が活躍するための、場所やシチュエーションとしても使われます。
・サイン
この世を12にわけて、
夜空を1周し
宇宙における方角を示す12の星座や
季節と結びつけ
それぞれの意味を解き明かしたもの
サインに天体やハウスが属することで
そのエネルギーにあった
特徴が産まれます。
・アスペクト
惑星やサイン同士の関係性を
自分を中心とした、360度の角度
で捉えるもの
そこには魔法陣や数字の意味が加わり
様々な関わり合いを描くこととなる
アスペクトは関係性であり、繋がり
互いがあるからこそ意味が宿るもの
占星術では、産まれると共に
地平の端から空に昇った星を大切に
扱います。
この星の名前はアセンダント、
夜空における貴方の代わりを務める
貴方の星です。
その星が一日の星空を旅する様子を
人生の営みに、
空を支配する強く輝く神々の名を冠した星々との関係を、
貴方を取り巻く特別な出来事や結びつき
として
空に描かれた人生図として扱ってゆきます。
ハウスというのも
貴方の星が天高く上がる時に
沈む星々のもっているものを
受け取る様子や
貴方の星が沈む時に空にあがる星は
貴方の手の届かない空で
代わりを務めるパートナーの星となるなど、
このように貴方の星
アセンダントをとおして
星々の営みと
その時に産まれた人や物事を結びつける
ものが占星術となっています。